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国連事務次長7年ぶり訪朝 緊張緩和期待も

2017年12月5日 23:32

 北朝鮮とアメリカの間の緊張が高まるなか、国連のフェルトマン事務次長が北朝鮮の外相らと会談するため、5日午後、平壌に入った。

 フェルトマン事務次長は5日午後、平壌の空港に到着し、政府関係者に迎えられた。国連の政治部門トップが北朝鮮を訪問するのは7年ぶり。平壌滞在中、フェルトマン事務次長は李容浩外相ら複数の高官と会談する予定。核・ミサイル問題などをめぐり、意見交換を行うとみられ、米朝の緊張緩和につながるか、注目される。

 これに先立ち、フェルトマン事務次長は経由地の北京で中国の外務次官と会談した。会談の詳細は明らかにされていないが、中国外務省はフェルトマン事務次長の訪朝が「問題の解決に向け建設的な役割を果たすだろう」と期待感を示している。