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トランプ政権の“入国制限”最高裁が認める

2017年12月5日 13:32

 アメリカのトランプ政権が今年9月に発表した中東などからの入国を制限などする措置について、連邦最高裁判所は一定期間、執行を全面的に認める判断を下した。アメリカ・メディアはトランプ大統領の「勝利」だと伝えている。

 入国に関する措置のうち、北朝鮮とベネズエラからの入国禁止などはすでに執行されているが、中東とアフリカの6か国からの入国制限は地方裁判所の判断で執行が停止されていた。

 こうした中、最高裁判所は4日、この地裁の命令を無効とし、執行を全面的に認める判断を下した。ホワイトハウスは「アメリカを守るために不可欠な措置だ」と評価。アメリカ・メディアはトランプ大統領の「勝利」だと伝えている。

 ただ、最高裁は今回の判断について、同種の裁判が続く控訴裁判所での判断が出るまでの一時的な措置だとしている。