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米韓合同演習に北非難“核戦争危機高める”

2017年12月4日 13:10

 北朝鮮が先週、新型の大陸間弾道ミサイルを発射し、緊張が高まる中、アメリカ軍と韓国軍は4日から、戦闘機などによる定例の合同演習を始めた。過去最大の規模で行われる演習に、北朝鮮は反発を強めている。

 韓国軍によると、演習にはアメリカ軍の最新鋭のステルス戦闘機F22やF35など、航空機約230機が参加し、8日まで行われる。

 演習の規模は過去最大で、B1戦略爆撃機も参加するほか、弾道ミサイルの移動式発射台を攻撃する訓練も予定。米韓の圧倒的な軍事力を誇示することで、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮をけん制する狙いがある。

 一方、北朝鮮は演習の開始前から連日、反発する声明などを出していて、4日付の朝鮮労働党の機関紙、労働新聞は論説で演習について、「朝鮮半島の平和と安定を破壊して核戦争の危機を高める容認できない犯罪的な妄動」と非難している。