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北ICBM想定 ハワイで初の警報訓練

2017年12月3日 12:08

 アメリカのハワイ州で1日、北朝鮮のICBM(大陸間弾道ミサイル)による攻撃を想定し、住民らに避難を呼びかけるためのサイレンを鳴らす訓練が初めて行われた。

 訓練は日本人にも人気のオアフ島・ワイキキなどを含むハワイ州の全土で行われた。住民や観光客などに避難を呼びかけるのが目的で、警報のサイレンは約1分間にわたって鳴り響いた。

 日本からの観光客「こっちに来てまで北朝鮮のこと考えないといけないと思うと旅が憂鬱(ゆううつ)」「部屋にいたが、何のサイレンだろうと思い驚いた」

 北朝鮮は先月29日、アメリカ全土を攻撃できるとするICBM「火星15型」の発射実験を行ったばかりだが、ミサイルは発射から約20分でハワイに到達すると想定されている。

 ハワイ州緊急事態管理局・ミヤギ局長「実際の脅威は深刻ではないが、無視はできない。準備は重要だ」

 ハワイ州は今後も同じ訓練を毎月1日に実施していくとしている。