米の表明見通しにパレスチナ側、強くけん制
アメリカのトランプ大統領が中東のエルサレムを「イスラエルの首都」と表明する見通しだと報じられたことに対し、パレスチナ側は「和平プロセスが崩壊する」と強くけん制した。
ロイター通信などによると、パレスチナ自治政府のアッバス議長の報道官はアメリカがエルサレムをイスラエルの首都と認めれば、「和平プロセスが崩壊し、地域を不安定化させるだろう」と強くけん制した。
パレスチナ側は東エルサレムについて将来の独立国家の首都と主張している。
トランプ政権は中東和平交渉の再開をめざしているが大統領がエルサレムをイスラエルの首都だと表明すれば、影響は避けられないとみられる。