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総務相、女性活躍推進など経団連と意見交換

2017年12月1日 23:06

 野田総務相は1日、経団連の榊原会長らと会談し、女性活躍の推進などについて意見交換した。

 野田総務相は、「女性が働きやすくすることが生産性の低い日本の働き方を変える起爆剤になると思う」と述べ、経営者の意識変革を呼び掛けた。

 経団連側の出席者が「男性は可能性を評価してもらえるが、女性は実績を上げないと評価してもらえない」との考えを示すと野田総務相は、「男性も期待に応えようと無理を強いられる場合がある」と応じた。

 また野田総務相は、マイナンバーカードを企業の社員証に使ってほしいと求めたが、経団連側は「社員証をコピー機など社内システムと結びつけている企業も多いので、時間がかかる」と慎重な姿勢を示した。

 野田総務相は、今後、ほかの経済団体とも意見交換する予定で、来年9月の自民党総裁選挙に向けて、経済界とのパイプを強化する狙いもありそうだ。