法廷内で被告が“毒物”飲み自殺~蘭ハーグ
オランダのハーグで29日、戦争犯罪に問われていた被告が、法廷内で毒物とみられる液体を飲み自殺した。
死亡したのは、1990年代のボスニア・ヘルツェゴビナ内戦でクロアチア人勢力の元幹部だった、プラリヤック被告。
旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷で、敵対する民族を殺害する民族浄化など、戦争犯罪に問われていたが、29日、禁錮20年の判決に抗議し「私は戦争犯罪人ではない」と言いながら液体の入った容器を取り出し、飲んだ。
液体は毒物とみられ、プラリヤック被告はすぐに近くの病院に運ばれたが、死亡した。何を飲んだのかはまだ明らかになっていない。