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九州新幹線脱線報告書「防止ガードあれば」

2017年11月30日 11:13

 去年4月の熊本地震発生時に、走行中の九州新幹線が脱線した事故について、国の運輸安全委員会は、脱線防止ガードがあれば事故を防げた可能性があるなどとする調査報告書を公表した。

 この事故は去年4月14日、熊本県益城町で最大震度7を観測した熊本地震が発生した際、熊本駅付近を走行していた回送中の九州新幹線が脱線したもの。

 報告書によると、新幹線は時速約78キロで走行中で、運転士は揺れを感じて非常ブレーキ操作を行ったものの、地震により車両が左右に大きく揺れたことで、多数の車輪がほぼ同時に脱線した可能性が高いという。

 九州新幹線では、地震による大きな揺れが想定される場所には、線路上に脱線防止ガードが設置されていたが、事故現場には当時は設置されていなかった。

 運輸安全委員会が行ったシミュレーションでは、脱線防止ガードが設置されていれば脱線しなかったとの結果が出たということで、脱線防止策のさらなる推進を求めている。