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ダウ103ドル高 過去最高値を連日更新

2017年11月30日 8:08

 29日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、アメリカの実質GDP(=国内総生産)の改定値が上方修正されたことなどで買いが進んだ。ダウ平均株価は100ドルあまり値を上げ、過去最高値を連日で更新して取引を終えている。

 29日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前日比103ドル97セント高の2万3940ドル68セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は87.97ポイント下げて6824.39で取引を終えている。

 この日の朝に発表された7月から9月期のアメリカ実質GDPの改定値は速報値から上方修正され、市場予想を上回った。そのためアメリカ経済への期待感が膨らんだほか、長期金利が上昇したことで金融関連株の買いが進み、市場全体を後押しした。

 一方、値高感の高いIT関連株などは利益確定の売りが進み、ナスダックは反落している。

 市場関係者は「アメリカ経済への期待感は根強いものの、株価が高値圏で推移していることから、利益確定の売りも懸念される」と話している。