総務省は３０日、総務相が所管する去年１年間の政治資金収支報告書を公表した。政党などの支出総額は前の年よりも約７０億円増加している。

　政治資金収支報告書によると、政党や政治団体の収入の総額は１０８０億円あまりとなり、前の年よりも約２２億円減った一方、支出の総額は１０７４億円あまりで前の年より約７０億円増加した。

　政党本部の収入で見ると、自民党が２４１億円あまりで、４年連続トップ。次いで共産党が約２１７億円となっている。野党第一党だった民進党は、約１０７億円だった。

　政党や国会議員の政治団体が去年１年間で集めた政治資金パーティーの収入総額は、前の年より３億円あまり増加して約８５億円だった。ただ、過去最高だった２００４年の約１４３億円と比べると５７億円あまり減少している。