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松前町沖の木造船、北朝鮮の漁船と判明

2017年11月29日 22:26
松前町沖の木造船、北朝鮮の漁船と判明

 北海道南部の松前町沖で発見された木造船は、北朝鮮の漁船であることが分かった。第一管区海上保安本部では今後、この船に立ち入り検査をして調べる方針。

 第一管区海上保安本部によると、29日午前9時半ごろ、松前町の松前小島から北東に約13キロの海上で、海保の航空機が国籍不明の船を発見した。一管本部では、巡視船2隻を現場に向かわせ、乗組員と連絡をとったところ、船は北朝鮮籍の漁船で乗組員は10人おり、全員、北朝鮮国籍と答えたという。ケガ人はなく、食料を求めているという。

 また、松前小島に来た目的は、天候が荒れたため停泊し、回避するためだったと話しているという。一管本部では今後、この船に立ち入り検査をして詳しく調べる方針。