教師の勤務時間 上限設定で中間案
文部科学省の諮問機関、「中央教育審議会」は長時間労働が問題になっている教師の勤務時間について上限を設けることなどを柱にした中間案を示した。
教師の長時間労働の改善策を議論していた中央教育審議会は28日、中間案を示した。原則、公立学校の教師は時間外労働は認められていないが、文部科学省の調査では中学校の場合およそ6割の教師の時間外労働が月80時間以上の「過労死ライン」に達している。
28日に示された中間案では教師の勤務時間の上限規定を早急に定めることなどを文科省に求めている。また、部活動などについても業務の全てを教師が担うべきではないとして、外部指導員や地域ボランティアの積極的な導入も求めている。