韓国と北朝鮮の軍事境界線にある板門店で北朝鮮の兵士が亡命した事件で、北朝鮮が現場に溝を掘っているのが確認された。新たな亡命を防ぐ措置だとみられる。

　板門店で２２日に撮影されアメリカのナッパー駐韓代理大使がツイッターに投稿した画像には、北朝鮮の兵士が立ち会うなか、作業員が溝を掘っているのが分かる。また、首から上だけが見える作業員の姿もあり溝が深いことがうかがえる。

　ナッパー代理大使は「兵士が亡命した場所で北朝鮮の作業員が木を植えるとともに溝を掘っている」と説明している。これについて北朝鮮側の報道はないが今月１３日、この場所から北朝鮮の兵士が走って亡命したことからナッパー代理大使は、新たな亡命を防ぐ措置ではないかと述べている。