アフリカ南部ジンバブエで、３７年にわたり強権支配を続けてきたムガベ氏に代わり、前第１副大統領のムナンガグワ氏が２４日、新たな大統領に就任した。

　ムナンガグワ新大統領「この国の柱である民主主義を尊重し、強化していく」

　ムナンガグワ新大統領は２４日、首都ハラレで行われた就任式で、国家の再建に尽力すると宣言し、会場は市民らの歓声に包まれた。

　ジンバブエでは前大統領のムガベ氏が軍や与党など身内に追い込まれる形で２１日に辞任、３７年に及ぶ強権支配に終止符が打たれた。

　ムナンガグワ新大統領は、破綻状態の経済再建などに取り組むことになるが、長年、ムガベ氏の側近だったことから強権的な政治手法を踏襲する可能性も指摘されている。