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AIが人間の仕事する時代 人の生きがいは

2017年11月24日 21:45
AIが人間の仕事する時代 人の生きがいは

 ニュースのポイントをコンパクトにまとめた「深層NEWSここにフォーカス」。今回は、人間が今やっている仕事をAI(=人工知能)が取って代わるようになる未来、人の生きがいはどうなるかについて、東京大学特任教授・中島秀之氏と経営戦略コンサルタント・鈴木貴博氏が語る。

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 中島秀之氏「進化論的な話をすると、人間や動物でも集団で生活している動物はいっぱいいる。ああいうのは仲間に求められることが生きがい。人間も『あなたは要らないよ』と言われるのが一番つらいはず。すると仕事がなくなっても自分の存在価値を絶対に見い出そうとすることは変わらないと思う」

 鈴木貴博氏「仕事がしたい人の仕事もちゃんと残ると思うので、そういうことが好きな人は、そこで自己実現していただく余地は残る。半分ぐらい嫌な仕事を人工知能がやってくれるんじゃないかというふうに楽しく考えた方がいいと思う」

 阿部キャスター「日本人はまじめすぎるんですかね?」

 鈴木貴博氏「まじめですね」

 丸山キャスター「その時にAIをうまく使って働くように社会の仕組みとかを変えていけるようにしておかないと」

 中島秀之氏「仕事って言うから何か変だと思うんだけど、とにかく他の人の役に立つことをするのがいいと思う」

 鈴木貴博氏「社会の仕組みはなかなか変わらない。ここにすごく力を入れて人工知能の進化に社会の仕組みの変化を追い付かせていかなければいけない。ここが我々の課題だと思います」