インサイダー取引か イーブック社強制調査
IT大手「ヤフー」が電子書籍配信会社を子会社化するために行った株式公開買い付け(=TOB)を巡り、インサイダー取引が行われた疑いがあるとして、証券取引等監視委員会が強制調査に乗り出していたことが分かった。
インサイダー取引の疑いで、今年9月に証券取引等監視委員会の強制調査を受けたのは、電子書籍配信会社「イーブックイニシアティブジャパン」など。
関係者によると、去年、ヤフーがイーブック社を子会社化するために行った株式公開買い付けを巡り、イーブック社の関係者の知人が、公開前の内部情報をもとにインサイダー取引を行い、数千万円の利益を得ていた疑いがあるという。
日本テレビの取材に対し、イーブック社は、「強制調査を受けたのは事実です。調査には全面的に協力していきたい」とコメントしている。