インフル患者“異常行動”対策呼びかけへ
インフルエンザの患者が窓から飛び降りるなどの異常行動について、厚生労働省は、今月中にも、事故を防ぐための対策を、都道府県を通じて呼びかける方針。
厚労省によると、インフルエンザ患者が飛び降りたり、急に走りだしたりするなどの異常行動は、毎年、子どもを中心に確認されていて、医療機関に報告された数は、昨シーズンで53人にのぼる。
これを受けて厚労省は、インフルエンザ患者が寝ている部屋の窓や玄関に鍵をかける、補助の鍵をつける、ベランダがない部屋に寝かせるといった事故防止策を、今月中にも、都道府県に通知するという。
昨シーズン、異常行動が報告された53人のうち、インフルエンザの治療薬を服用していない患者も3人いて、薬との因果関係はわかっていない。
厚労省は、インフルエンザ患者への事故防止策を徹底してほしいと呼びかけている。