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NYダウ64ドル安 祝日前に利益確定売り

2017年11月23日 8:15

 22日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は感謝祭の祝日を前に利益確定の売りが先行したほか、金利低下で金融関連株も売られた。ダウ平均株価は60ドルあまり値を下げて取引を終えている。

 22日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、21日の終値から64ドル65セント値を下げ、2万3526ドル18セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は4.88ポイント上げて6867.36と過去最高値を更新して取引を終えている。

 感謝祭の祝日を前に、最高値圏で推移していた市場では利益確定のための売りが先行する展開となった。また長期金利が低下したことで、ゴールドマン・サックスなど金融関連株にも売りが入っている。一方、新型の「アイフォーンX」への期待を背景に、IT大手のアップルが買われたほか、ナスダックでもヘルスケアやIT関連株が買われ、過去最高値を更新している。

 市場関係者は「市場の全体的な動きは小さいが、あすから始まる感謝祭商戦の動向が祝日後の値動きに影響してくるのではないか」と話している。