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北朝鮮・シリア情勢…米露首脳が電話会談

2017年11月22日 10:39

 アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領は21日、電話会談を行い、北朝鮮への対応などについて協議した。

 トランプ大統領「プーチン大統領と素晴らしい電話会談を行った。シリア問題や北朝鮮などについて、1時間半ほど協議した」

 アメリカ・ホワイトハウスは、両首脳が北朝鮮への対応をめぐり、「国際的な圧力をかけ続ける必要性について協議した」と発表。トランプ政権が前日に行った北朝鮮のテロ支援国家の再指定についても話し合ったとみられる。

 これに対しロシア側は、「交渉を通じた外交手段による解決を模索することが望ましい」と確認したとしており、圧力強化を進めるトランプ大統領と、対話による解決を訴えるプーチン大統領の間の溝は埋まらなかったものとみられる。

 一方、会談では、内戦が続くシリア情勢についても協議され、解決に向けてはシリア国民同士の対話が必要だと指摘されたという。シリア情勢をめぐっては、プーチン大統領は同じ日に、エジプトやサウジアラビア、イスラエルの各首脳と相次いで電話会談するなど、主導権を確保するための動きを活発化させている。