２１日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、世界的に株高が進んだことで投資家が運用リスクをとる姿勢が顕著となり大幅に買いが進んだ。ダウ平均株価は１６０ドルあまり値を上げ、過去最高値を更新した。

　２１日のアメリカ・ニューヨーク株式市場・ダウ平均株価は、前日の終値から１６０ドル５０セント値を上げ、２万３５９０ドル８３セントと約２週間ぶりに過去最高値で取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も７１．７６ポイント上げて６８６２．４８と、こちらも過去最高値で取引を終えている。

　２１日は取引開始前に日本などのアジアやヨーロッパ市場で軒並み株高が進んだ。これを受け、ニューヨーク市場でも投資家が運用リスクをとる姿勢が顕著となり、大幅に買われる展開となった。中でもアップルやフェイスブック、グーグルといった成長が期待されるハイテク株の上昇が目立った。ただ、今週は祝日の感謝祭があり、すでに休みをとっている人も多く、「市場への参加者が少なく、値動きが大きくなりやすい」との関係者の指摘もあった。