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米政権、北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定

2017年11月21日 4:20

 アメリカ・トランプ政権は20日、北朝鮮をテロ支援国家に再び指定したと発表した。指定は9年ぶりのことで、北朝鮮はこれに強く反発しそうだ。

 国務省によると、ティラーソン国務長官が20日、北朝鮮をテロ支援国家に再び指定した。

 これに先立ち、トランプ大統領は「北朝鮮は核の脅威に加え、外国での暗殺を含む国際的なテロ行為を繰り返し支援してきた」と指摘した。金正恩委員長の兄・正男氏がマレーシアで殺害された事件を指しているとみられる。

 また、トランプ大統領は21日以降、財務省が大規模な追加制裁を順次発表すると明らかにした。

 アメリカは北朝鮮が核開発計画の検証に応じると合意したなどとして2008年に指定を解除。今回の指定は9年ぶりのこと。これにより、アメリカによる経済支援が禁止されるなど、北朝鮮は国際社会の中で再び「ならず者国家」として扱われることになる。

 今回の措置に北朝鮮は強く反発するとみられ、新たな挑発が懸念される。