ムガベ大統領の退陣求めデモ ジンバブエ
政情不安が広がるアフリカ南部ジンバブエで18日、ムガベ大統領の退陣を求める大規模デモが行われた。
地元メディアなどによると、首都ハラレにはムガベ大統領の退陣を求め、市民ら数万人が集まりデモを行った。ジンバブエでは、反政府デモはこれまで厳しく規制されていたが、ムガベ大統領率いる与党のメンバーもデモを支援したということで、身内から離反者が出たことになる。
退陣要求を行っているとされる軍により軟禁状態に置かれたムガベ大統領は、1980年の独立以来権力の座にあり、現在93歳。国家元首として世界最高齢とされている。
ムガベ大統領は退陣しない意向を示しているということだが、ロイター通信は、与党がムガベ大統領の党首からの解任を求め、19日に緊急会合を開くと報じていて、イギリスメディアは退陣は避けられないとしている。