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COP23 パリ協定ルール作り加速で一致

2017年11月18日 21:33

 ドイツのボンで開かれていた地球温暖化対策についての国連の会議「COP23」が18日、温暖化対策の枠組み「パリ協定」のルール作りを加速させることで一致して終了した。

 議長国フィジー・バイニマラマ首相「私たちはやるべきことを成し遂げた」

 2021年以降の温暖化対策の枠組みである「パリ協定」は、「地球の平均気温の上昇を2℃未満に抑える」としていて、今回の会議では、この目標を達成するためのルール作りが焦点だった。

 2週間の予定を延長して18日未明まで続いた会議は、ルール作りについての各国の意見をまとめた上で、今後、作業を加速させ、次回、来年12月にポーランドで開かれるCOP24で合意することになった。

 アメリカが「パリ協定」からの離脱を表明した中で一定の成果が得られた形だが、温暖化対策の資金拠出をめぐり先進国と途上国が対立するなど課題も浮き彫りとなった。