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軟禁状態の大統領が公の場に ジンバブエ

2017年11月18日 1:35

 アフリカのジンバブエで、軍により軟禁状態に置かれていたムガベ大統領が、17日に初めて公の場に姿を見せた。

 15日から軍によって軟禁状態に置かれていたムガベ大統領は、首都ハラレにある大学の卒業式に出席した。ムガベ大統領が公の場に姿を見せるのは軟禁状態に置かれてから初めてだが、自身の進退をめぐる発言はなかったとみられる。

 また、軍は17日に「ムガベ大統領との協議が続いていて、国民に結果をなるべく早く伝える」などとする声明を発表した。「重大な進展があった」としているが、軍の退陣要求をムガベ大統領は拒否しているとみられていて、協議は難航する可能性がある。

 一方で、ムガベ大統領に今月解任され国外にいた第1副大統領が帰国したなどの情報もあり、ムガベ大統領の退陣後を見据えた動きも活発化している。