１６日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、決算が好調だった小売り最大手のウォルマートが大幅に買われるなどし、ダウ平均株価は前日比１８７ドル８セント高の２万３４５８ドル３６セントだった。

　ハイテク株が中心のナスダック総合指数も８７．０８ポイント上げて６７９３．２９で取引を終えている。過去最高値を更新。

　この日は、朝方に発表した決算が市場予想を上回った小売り最大手ウォルマート・ストアーズが大きく値を上げ、１銘柄でダウ平均を７０ドルほど押し上げた。また、前日の夕方に決算を発表したネットワーク機器大手のシスコシステムズも買われた。

　アップルやグーグルなどの主力株が軒並み買われたナスダックも過去最高値を更新している。

　午後には下院で共和党が出した税制改革案を可決していて、市場関係者は「上院との調整は必要だが、税制改革の実現に向け一歩前進したとの見方が出た」と話している。