×

豪州首相、「同性婚」合法化目指す方針

2017年11月15日 19:26

 オーストラリアで同性婚の合法化の賛否を問う郵便での国民投票が行われ、賛成票が6割を越えた。オーストラリアのターンブル首相は、結果を受けて年内にも同性婚を認めるための法改正を目指す方針を示した。

 オーストラリア統計局は15日、同性同士の結婚を法的に認めるかどうかを問う郵便による国民投票で賛成票が61.6%、反対票が38.4%となり、賛成が過半数を超える結果が出たと発表した。結果に法的な拘束力はないが、ターンブル首相は「同性婚への賛成は圧倒的。クリスマスまでに法改正を行いたい」とコメント。年内にも改正法案を議会に提出し、同性婚の合法化を目指す方針を示した。

 今回の国民投票は18歳以上を対象に、約2か月間行われ、投票率は79.5%に上り、国民の高い関心を集めた。地元メディアによると、法改正が実現し、同性婚が認められればオーストラリアは26番目の国になる。