北朝鮮の金正恩委員長がトラクターの工場を視察。経済制裁に屈しない姿勢をアピールした。

　１５日付の朝鮮労働党の機関紙労働新聞は、金委員長がトラクターの工場を視察した記事を写真と共に掲載した。トラクターを前に笑顔を見せたり、自ら運転席に乗り込んだりする様子が写っている。

　金委員長は「新型のトラクターは単なる機材ではなく敵の封鎖を断ち切る鉄の馬だ」と述べ、国際社会による経済制裁に屈しない姿勢をアピールした。

　北朝鮮は２か月にわたり弾道ミサイルを発射しておらず、金委員長の動静報道も軍事に関わるものについては、９月２２日にトランプ大統領の演説に反発する声明を出して以来、伝えられていない。