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米・慰安婦像 大阪市は姉妹都市解消を検討

2017年11月15日 14:44

 アメリカ・サンフランシスコの市議会は14日、中国系の市民団体が設置した慰安婦像について市への寄贈を受け入れる決議案を可決した。

 サンフランシスコの慰安婦像は中国系の市民団体が今年9月に設置した。中国と韓国、フィリピンの少女が手を取り合い背中合わせに立っているデザインで、像を説明する碑文には「旧日本軍に性奴隷にされた女性の苦しみを表す」などと記されている。

 この像と碑文について、サンフランシスコ市議会は14日、市民団体から市への寄贈を受け入れる決議案を全会一致で可決した。また、この市民団体から少なくとも20年間の維持管理費として日本円で約2300万円の寄付を受け入れるとしている。

 一方、大阪市は、サンフランシスコ市と60年前から姉妹都市の関係にあるが、大阪市の吉村市長は、像が公共物化されれば関係を解消する意向で、最終的に判断するため、サンフランシスコの市長に面会を求めている。