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アレルギー治療の臨床研究で子供が脳に障害

2017年11月14日 19:35
アレルギー治療の臨床研究で子供が脳に障害

 横浜市にある病院で食物アレルギー治療の臨床研究に参加していた子供が一時、心肺停止になっていたことがわかった。

 「神奈川県立こども医療センター」では、食物アレルギーがある患者に対し、アレルギー症状が出ない程度にその食物を少しずつ摂取することで治療する「経口免疫療法」の臨床研究を行っている。

 病院によると、今年に入って、この「経口免疫療法」のなかでも医師の指導のもと、病院や自宅で摂取を行う「急速法」という臨床研究に参加していた牛乳アレルギーの子供が、牛乳を摂取した後、重いアレルギー症状を発症したという。

 子供は一時心肺停止となり、現在も脳に障害が残り治療中だという。病院では原因を調べている。