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小池氏辞任 党内からは批判と“嘆き節”も

2017年11月14日 23:32
小池氏辞任 党内からは批判と“嘆き節”も

 希望の党の小池代表が14日「国政は国会議員に任せたい」などとして党代表を辞任した。

 衆議院選挙の後も「自らが立ち上げた党なので責任を持ってやっていきたい」と話していた小池氏だが、あっけない退場となった。

 小池代表「国政については、やはり国政の皆様方にお任せをしていきたい。私は代表の座を降りさせていただいて」

 辞任の理由について小池氏周辺は都政に専念すべきと言う世論が根強いことなどを挙げていて、やまぬ逆風の中で追い込まれた形。また希望の党のベテラン議員は「辞めるタイミングがここしかなかった」とも語っている。

 党内には、突然の辞任に批判と戸惑いが交錯している。

 大串衆院議員「非常に唐突感と違和感のある感じがしました」

 党立ち上げメンバーの一人は「創業者責任があると言っていたのに理解に苦しむ」と話している。また別の議員は「もう何を信じたらいいか分からない」と嘆いていた。

 希望の党はいわば小池氏の一枚看板で総選挙を戦ったが、選挙が終わって1か月もたたないうちにその看板を降ろすことになった。有権者への責任は果たせたのか。党内からは小池氏も辞任して「もう存在意義がない」との声も上がる中で、希望の党の今後の道のりは険しいと言わざるを得ない。