ニュースのポイントをコンパクトにまとめた「深層ＮＥＷＳ　ここにフォーカス」。北朝鮮に対する国際的な圧力は効果が出ているのかどうかについて河野外相に聞く。

　　　　　◇

　河野太郎外相「きょう、あす（北朝鮮が）何とかするだろうとは思っていません。そこはしばらく時間がかかる。きちっと国際社会でその間、足並みをそろえて圧力を掛け続けるのが大事だと思う」

　丸山淳一・読売新聞編集委員「本当に制裁は効いているんでしょうか？」

　河野外相「そこは効いていると思います。中国の輸入量は様々なところが調べた数字が出ていますし、北朝鮮の石炭を積んだ船が抜け穴を探してあちこち徘徊しているというのも、いま我々が一つずつ潰してますから。圧力が効いてきているんで、それを何とか抜け穴を探そうとして北朝鮮がいろんなことをやっているというのも我々は把握しています」

　丸山編集委員「そういう話を続けていけば、北朝鮮はいずれ非核化に応じる？」

　河野外相「応じざるを得なくなってくると思いますね。この先をどうしていくかというのはなかなか今の段階では申し上げるわけにはいきませんけど、国際社会が足並みをそろえる、中東やアフリカに大量に北朝鮮の労働者が来ていたが、受け入れている国もそれを徐々に帰し始める、あるいは全て送り返すというようなことが始まっていますから。様々、北朝鮮に対する圧力はこれからも高まってくると思いますので、そこは漏れがないようにきちんと国際社会が連携して圧力を掛け続けていくというのが大事だと思う」