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TPP首脳会合中止 カナダ異議で異例事態

2017年11月11日 6:19
TPP首脳会合中止 カナダ異議で異例事態

 アメリカを除く11か国はTPP(=環太平洋経済連携協定)の早期発効を確認する首脳会合を10日に開く予定だったが、突然、カナダが異議を唱え、延期の末、中止となる異例の事態となった。

 11か国は、TPPの早期発効について9日に閣僚レベルで早期発効に大筋合意していて、10日、首脳会合で確認する予定だった。

 しかし、カナダが10日になって突然、「首脳レベルで確認できる段階ではない」と首脳会合の延期を要請する異例の事態となった。

 その後、茂木経済再生相らが改めて閣僚会合を開き、カナダ側の意思を確認したところ、特に内容の変更を求めることなく合意したという。しかし、延期された首脳会合は時間がとれなくなり中止となった。

 11日、共同議長国の日本とベトナムが正式に大筋合意の内容を発表する見通し。