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有料道路を逆走の高齢者保護、事故防ぐ

2017年11月10日 14:18
有料道路を逆走の高齢者保護、事故防ぐ

 高齢ドライバーの逆走事故が相次ぐなか、神奈川・平塚市で、有料道路を逆走した高齢男性を速やかに保護して事故を防いだとして、神奈川県警は10日、道路の管理会社に感謝状を贈った。

 先月、小田原厚木道路の料金所の防犯カメラがとらえた映像には、車が料金所を通過せずに逆走していく様子が映っている。

 警察によると、車を運転していた70代の男性は、料金所のETCレーンのバーが閉じているのを見て通れないと勘違いし、手前でUターン。1.6キロほど逆走したところで、通報を受けてかけつけた管理会社の職員に保護されたという。

 警察は10日、男性を迅速に保護し事故を防いだとして、管理会社に感謝状を贈呈した。

 警察庁によると、去年、272人が高速道路などで逆走し、検挙されているが、このうち6割以上が高齢者だったという。警察は、逆走防止の看板を設置するなどして事故の未然防止を徹底したいとしている。