×

データ改ざん「納期のプレッシャーあった」

2017年11月10日 12:28
データ改ざん「納期のプレッシャーあった」

 神戸製鋼のデータ改ざん問題で現役の従業員が日本テレビの取材に応じ、納期のプレッシャーがあったと不正の実態を証言した。

 証言した現役従業員によると、不正の原因にはそもそも無理な受注があったという。工場のラインで製造できる範囲を超えて受注を繰り返し、その結果、社内の規格から外れた製品となっても厳しい品質基準で作った製品だから「まあいいじゃない」となっていたという。

 さらに「営業が取引先と交わした規格通りに作ると納期に間に合わないため、違う規格で作ることもあった」として、不正の背景に納期へのプレッシャーがあったとしている。

 神戸製鋼ではこうしたことを踏まえて10日、原因や再発防止策などを公表する方針。