米除く11か国、TPP発効で大筋合意
TPP(=環太平洋経済連携協定)をめぐり、アメリカを除く11か国は、一部の項目を凍結させた上でTPPを発効させることで大筋合意した。
アメリカの離脱後、TPP11か国は、アメリカの主張によって盛り込まれた項目について、凍結させる協議を続けてきた。
ベトナムで9日に開いた閣僚会合で、11か国はそれらの項目の一部について凍結させた上で、TPPを発効させることで大筋合意した。
TPPは、保護主義を訴えるアメリカのトランプ政権誕生後、崩壊の可能性があったが、11か国はTPP存続により自由貿易など開かれた市場の重要性を示した形。
今後、各国の国内手続きが順調に進めば、TPPは再来年にも発効する見通し。