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玉木共同代表 安倍政権に対し対決姿勢示す

2017年11月10日 15:40
玉木共同代表 安倍政権に対し対決姿勢示す

 希望の党は、両院議員総会で小池代表に並ぶ共同代表に、玉木雄一郎議員を選出した。

 玉木氏が7割を超える支持を集め、小池代表の路線の継続が承認された形。

 玉木氏「地に足のついた土の香りの匂いのする、そんな本物の国民政党として、私はこの希望の党を皆さんと一緒に作り上げていきたいと思う」

 就任後の会見で、玉木氏は小池代表について、「できるだけ早く会ってコミュニケーションを深めていきたい」と協力して党運営に当たる考えを強調した。また安倍政権に対しては、「徹底した論戦を挑みしっかりと対峙(たいじ)していきたい」と対決姿勢を示している。

 一方で、他の野党との連携については、「まずは自分たちの党の基盤を固める」と述べるにとどめた。

 また、党内で賛否が分かれる安全保障関連法については、「もう施行された以上、廃止、白紙化は難しい」とした上で、今後「条文改正の形で対案を出せるか検討する」と述べている。

 なお、この安保政策などをめぐっては今回の共同代表選挙を通じて路線対立が浮き彫りとなった。敗れた大串議員について、玉木氏は「執行部人事で能力をどのように生かしていくか考えたい」と早速、配慮を見せたが、今後、挙党態勢を築くことができるのか、その手腕が問われることになる。