ニュースのポイントをコンパクトにまとめた「深層ＮＥＷＳ　ここにフォーカス」。９日は、中国がいまの北朝鮮の金正恩体制を変更させる可能性について。

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　元米国務省日本部長、ケビン・メア氏「中国の目から見て一番望ましくないことは、朝鮮半島が韓国の自由主義国家によって統一されること。緩衝地帯がなくなるから。そうじゃなくて、中国がコントロールできる政権を残すとか、そういう話ができればいいと思う」

　元外交官・宮家邦彦氏「中国の国内で北朝鮮をどうするか、もしくは韓国とどう付き合うかについて、どのようなコンセンサスがあるかと言われれば、ないと思う。一部の人たちは『やっぱり北朝鮮は緩衝国家として残しておくべきだ』『いやいやそうじゃないんだ。もう北朝鮮は終わったんだ。これからは韓国と付き合うことで、朝鮮半島を中国にとって有利なものにしていくべきなんだ』。この２つの意見があって、私が知る限りまだ収斂（しゅうれん）していない。この意見が割れている以上は、習近平さんは動けないはずです。じゃあ彼が決めて突っ走れるかと言ったら、そんな力はないんじゃないか」

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※ＢＳ日テレ「深層ＮＥＷＳ」１１月８日放送分より。