×

「うまそう…」手作りこんにゃくの魅惑

2017年11月9日 15:36
「うまそう…」手作りこんにゃくの魅惑

 この時期になるとよく検索されるのが「こんにゃくの作り方」。11月はちょうど「こんにゃく芋」が出回りはじめる時期でもある。こんにゃくはどうやって作るのか。群馬・沼田市在住の小菅徳恵さん(82)に実際に作り方を見せてもらった。


■芋を触るときは手袋で

 こんにゃく芋は、1つ株から1つの芋しかとれない。収穫した芋は水洗いし、泥を落とし、皮をむく。ただしこの作業を素手でやると“手がかぶれる”そうだ。生のこんにゃく芋を触るときは必ず“ゴム手袋”を使いたい。


■かき混ぜるのは“重労働”

 皮をむいたら適当な大きさに切り、重さを量る。芋1キロに対して、3リットルのお湯と一緒にミキサーでかくはんする。その後、鍋に移し“とろ火”で、粘り気が出るまでかき混ぜる“のり出し”を行う。この作業は重労働だ。


■「ふう…」凝固剤を入れ、再びかき混ぜる

 ここで凝固剤をつくる。芋1キロの場合は、炭酸ソーダ40グラムを500ミリリットルの水に溶かす。この凝固剤を入れたら再びかき混ぜる。やはり重労働だが、よく混ぜないとうまく固まらなくなってしまう。


■こんにゃくらしくなってきた!

 かき混ぜているうちに粘りが出て、“のり状”になる。のり状になったら上から押さえて、中の空気を抜きながら表面を整える。20分ほど冷まし、固まったら適当な大きさに切り分け、煮立ったお湯であく抜きをする。30分以上ゆがき、あくが抜ければできあがり。


■おすすめの食べ方は「煮る」

 芋からつくったこんにゃく、小菅さんのおすすめの食べ方は「煮る」。市販のこんにゃくと比べて、表面がでこぼこで味が染みやすいため、煮物に最適だという。これが実においしそうで――挑戦してみる価値がありそうだ。


【the SOCIAL todayより】