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スバル リコール約40万台に拡大の見通し

2017年11月9日 21:24

 完成車の検査を資格のない検査員が行っていた問題で、スバルはこれまでに25.5万台のリコールを発表していたが、9日、新たに資格のある検査員が検査していた車も回収すると発表した。リコールは約40万台に拡大する見通し。

 リコールの対象となるのは2014年1月からことし10月3日までに製造された12車種約40万台で、先月の発表よりも約15万台増加した。これはスバルがリコールの対象を、点検資格のない検査員が検査にかかわった車だけでなく、同じ期間に生産された車のうち、一度も車検を受けていない車にも広げることにしたため。

 スバルはその理由について、「リコールの対象内、対象外と分けていたこと自体が消費者の安全安心において適切ではなかった」と説明している。スバルは11月中旬に国交省にリコールを届け出る予定。