トランプ大統領のアジア歴訪にあわせ、アメリカ軍の原子力空母３隻が８日にも西太平洋で共同演習を始め、北朝鮮への圧力を強める狙い。

　アメリカ国防総省の当局者によると、西太平洋で演習を行うのはアメリカ軍の空母「ニミッツ」「ロナルド・レーガン」「セオドア・ルーズベルト」の３隻。当局者は７日、「演習は４８時間以内に始まる」と述べ、日本時間８日にも演習が始まるとの見通しを明らかにした。３隻の空母が共同演習を行うのは２００７年以来で、トランプ大統領がアジアを歴訪する中、北朝鮮の挑発を強くけん制する狙いがある。

　また、一連の演習には日本の海上自衛隊と航空自衛隊が参加する方針で、日本海での訓練も検討しているという。ただ、防衛省幹部は「日本海で行うと北朝鮮を刺激しすぎるかもしれない。今後の政治判断になるだろう」と述べている。