０歳から１歳の赤ちゃんが、大人用のベッドから転落する事故が相次いでいるとして、消費者庁が注意を呼びかけている。

　消費者庁によると、ことし６月までの約６年半の間に、０歳から１歳の赤ちゃんが、大人用のベッドから転落する事故が５６４件報告されている。主に寝ているときに転落することが多く、中には頭蓋骨骨折や、壁などに挟まれ窒息する重傷のケースもあるという。

　東京都内では、ことし８月、１歳未満の男の赤ちゃんが大人用のベッドで寝ていたところ、取り付けていたベッドガードとの間に挟まり、死亡している。

　消費者庁は、「満２歳になるまでは、大人用のベッドではなく、できるだけベビーベッドで寝かせること」や、「大人用のベッドに取り付けるベッドガードは、１歳６か月未満の赤ちゃんには絶対に使わないこと」などを呼びかけている。

■写真提供：国民生活センター