浅草名物の一つ、金色のオブジェに異変が起きている。

　ビルの上に鎮座し、浅草を訪れる人に親しまれてきた金色のオブジェ。しかし今はグレーのシートで囲われ、その姿を確認することができない。

　観光客「子供が小さい時に『ほらあそこに“アレ”があるよ』って教えました。今日ないから、どこ行っちゃったんだろうと」「ないと寂しいですね。浅草に来た感じがしないですね」

　この金色のオブジェは、今から２８年前、フランスのデザイナーが「新世紀に向けて躍進する燃える心の炎」をイメージしてデザインし、アサヒビールの施設の上に建設された。そんなオブジェに何があったのか、担当者を直撃した。

　アサヒプロマネジメント総務業務部・今泉慶一さん「今オブジェの塗り替え工事をしておりまして、１９８９年の竣工当時と同じ色に戻す予定です。金色です、元通りの金色になる」

　竣工当時の写真を見ると、確かに今より輝いて見える。来月中旬には再び見られるようになるという。