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TPP合意は? 閣僚会合大詰めの調整

2017年11月8日 16:24
TPP合意は? 閣僚会合大詰めの調整

 アメリカ抜きでTPP(=環太平洋経済連携協定)の大筋合意を目指す協議が大詰めを迎えている。

 8日朝、ベトナムで閣僚会合が始まり、11か国は大筋合意を目指している。11か国の閣僚らによる協議では、TPPを離脱したアメリカが主導して協定に盛り込んだ項目の一部を凍結することで一致しているが、大筋合意を目指すには凍結項目をどれだけ減らせるかが焦点となる。

 協議では、ベトナムやマレーシアなどが自分の国に有利になるような凍結を求める一方、これに反発する国もあり、議長国の日本が各国と個別に会談するなど詰めの調整を行っている。

 茂木経済再生相「すべての参加国から非常に建設的な意見をもらった。まさにこれから詰めの交渉に入っていくという段階」

 11か国は9日の閣僚会合での大筋合意を目指しているが、各国の主張の隔たりは大きく、日本の調整力が問われる形になっている。