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露企業と取引で利益か…米商務長官が反論

2017年11月7日 11:02

 アメリカ・トランプ政権の閣僚のひとり、ロス商務長官が、ロシアのプーチン大統領と密接な関係にある企業の取引を通じて利益を得ていたとされる問題で、ロス長官は6日、「何の問題もない」と反論した。

 この問題は、ロス長官が実質的に出資する海運会社が、プーチン大統領の娘婿やアメリカの制裁対象となっているロシア人実業家らが役員を務める企業と巨額の取引を行い、それによってロス長官も利益を得ていたとされるもの。

 ロス長官は6日、テレビ番組でこの企業間取引に関与していないとした上で「不適切な行動は何もない」と反論した。

 ロス長官「ロシア企業だからといって悪いというわけではない。(ロシア側の)人たちには会ったこともないし、自分が取引をしたこともない」

 また、ロス長官は、辞任については「バカげている」と否定したが、トランプ政権が一連のロシア疑惑で揺れる中、波紋が広がっている。