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知識で差がつく「カニ」の上手な食べ方

2017年11月6日 14:35
知識で差がつく「カニ」の上手な食べ方

 11月6日は、多くの地域でカニ漁が解禁となった。カニを食べるのがなんとなく苦手という人もいるかもしれないが、コツさえつかめば簡単にわかる。築地市場でカニを扱って50年の池田隆雄さん(80)に「カニの上手な食べ方」を教えてもらった。

■ズワイガニの食べ方

 使用するのは出刃包丁と調理用ハサミ。まず、カニの足を全部取り、ハサミの部分は包丁のカドで割れ目を入れる。歯を入れるのはツメの腹部分の真ん中で、勢いよく包丁を振りおろす。割れ目から2つに割れば身を取り出せる。

 足は根元を切り落とす。包丁で切れない場合には、調理用ハサミで切ると簡単。次に足の裏側の殻をそぐ、包丁を斜めに入れて、横にスライドさせる。身が取り出しやすくなり、そのまま食べることもできるし、焼いて食べることもできる。

■毛ガニの食べ方

 毛ガニはカニスプーンを使って食べる。足の外側部分を切り、切った反対側にも切り込みを入れ、殻をはがす。後は、カニスプーンを使ってかき出すだけ。

■タラバガニの食べ方

 タラバガニが一番簡単に食べられる。“ナンバン”と呼ばれるカニの足先を切り落とす。関節から1センチくらい内側に両サイドから切り込みを入れ、そこからハサミを入れ、殻だけ切って、切り込みをつなげる。すると簡単に殻からカニの身を外せる。“ナンバン”にも身があるので食べるのをお忘れなく。

■カニをおいしく食べるには?

 池田さん「季節のカニが一番うまいよね。(ズワイガニ漁が)解禁になりますからね。今はズワイガニが一番うまい」


【the SOCIAL todayより】