日本海のズワイガニ漁が一斉に解禁となり、このうち「越前がに」のブランドで知られる福井県沖でも、今シーズンの漁がスタートした。

　福井県の越前漁港からは、解禁のタイミングをめがけて４４隻の底引き網漁船が漁に出た。解禁と同時に網を入れ、１時間後に引き揚げると、姿を見せたのは福井県のブランド「越前がに」。

　越前がに漁は漁場が近く、小型の船でいわゆる「沖泊まり」をせずに日帰りで漁をするため鮮度が良いのが特徴で、漁船は昼過ぎには港に戻り、夕方に初セリが行われる。

　漁はオスのズワイガニが来年の３月２０日まで。メスのセイコガニは年内いっぱいとなっている。