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トランプ夫妻と夕食会 安倍夫妻がもてなし

2017年11月6日 0:42
トランプ夫妻と夕食会 安倍夫妻がもてなし

 アメリカのトランプ大統領が5日に来日し、安倍首相とゴルフをした。両首脳は6日に行われる正式な会談を前に、プレーの合間を縫って北朝鮮への対応についても意見交換した。

 東京の横田基地に降り立ったトランプ大統領は、その足で埼玉県内のゴルフ場に向かった。日米首脳によるゴルフは今年2月のフロリダ以来2回目で、プロゴルファーの松山英樹選手も交えた3人で行われた。

 関係者によると、トランプ大統領は終始上機嫌で、バンカーショットを決めた安倍首相に対して、「この人は本当に日本の総理なのか」とジョークを飛ばすほどだったという。

 一方、両首脳は北朝鮮への今後の対応についても意見交換し、トランプ大統領は、「北朝鮮問題は解決するまでやる」と改めて意気込みを語っていたという。

 安倍首相はプレー後、ゴルフ外交の意義を強調した。

 安倍首相「トランプ大統領も大変楽しんでいただいたのではないかと思います。いろんな難しい話題も時々織り交ぜながら、ゆっくりと突っ込んだ話ができたと思います」

 ゴルフの後、都内のレストランで非公式の夕食会が行われた。安倍首相と昭恵夫人がトランプ夫妻を直接ホテルに出迎えに行く異例の待遇で、およそ1時間半にわたりトランプ夫妻をもてなした。

 トランプ大統領「我々は北朝鮮、貿易など、非常に重要な話し合いの真っ最中だが、我々は非常にうまくやっている」

 現在トランプ政権は、今年9月の国連の制裁決議の効果を見極めている段階だが、北朝鮮が核ミサイル開発を放棄する見通しが立たない中で、いつ次のアクションに移るのかが焦点。

 政府内には、トランプ大統領が早期の武力行使に踏み切る可能性は否定できないという声もある。

 ゴルフをはじめとする初日のおもてなしは順調に滑り出した形だが、本番の首脳会談で緊迫する北朝鮮情勢について、どこまで突っ込んだ話ができるかが焦点。