小泉議員「党で議論ない」批判に菅長官は…
自民党の小泉進次郎議員が、安倍首相が表明した教育無償化の財源について「党で議論していない」と批判し、これに対して菅官房長官が「与党とも相談しながら進める」と述べた。
小泉氏は、重要な政策の決定が安倍首相のトップダウンで行われていることについて、「それならば自民党は必要ない」と厳しく批判した。
この問題の発端は、安倍首相が先月、幼児教育の無償化などの財源のために産業界に「3000億円程度」を拠出するよう求めたことにある。
これについて小泉氏は、「党は何も聞いてない」と政府の姿勢を批判した。
自民党・小泉筆頭副幹事長「党は何も聞いてないですからね。全く党で議論してないですから。このままだったら、自民党、必要ないですよ」
これに対し菅官房長官は2日、次のように述べた。
菅官房長官「与党とも当然相談しながら進めていきたいと思います。当然、そこは政府・与党一体でありますから」
自民党内からは「重要政策はすべて官邸で決めてしまうし、批判をしても粉砕されてしまう」という声が上がるなど、党の議論が軽視されることに不満の声があがっている。