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台風22号に関する総合情報17:11発表

2017年10月28日 16:59

 気象庁によると、台風第22号は、南西諸島にかなり接近している。南西諸島では、29日朝にかけて猛烈な風が吹き、29日夕方にかけて海は大しけとなるだろう。暴風に厳重に警戒し、うねりを伴った高波、大雨に警戒が必要。

<気象庁の発表内容は以下のとおり>
[台風の現況と予想]
 台風第22号は、28日16時には奄美大島の南西約160キロにあって、1時間におよそ30キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで、中心から半径150キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
 台風第22号は、29日朝にかけて、勢力を維持したまま、南西諸島にかなり接近する見込みです。その後、台風は次第に東よりに進路を変えて、29日は速度を上げながら日本の南海上を東北東へ進む見込みです。

[防災事項]
<暴風・高波>
 台風の接近により、南西諸島では猛烈な風が吹き、海は大しけとなっています。
 南西諸島では、29日朝にかけて猛烈な風が吹き、29日夕方にかけて海は大しけとなるでしょう。また、西日本と東日本の太平洋側でも、29日は非常に強い風が吹き、海は大しけとなるでしょう。

 29日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  沖縄地方、九州南部・奄美地方  30メートル(45メートル)
  伊豆諸島            25メートル(35メートル)
  近畿地方、東海地方、四国地方  23メートル(35メートル)

 29日にかけて予想される波の高さは、
  沖縄地方、九州南部・奄美地方      8メートル
  四国地方、近畿地方、東海地方、伊豆諸島 6メートル
 です。

 暴風に厳重に警戒し、うねりを伴った高波に警戒してください。

<大雨・雷・突風>
 南西諸島では、台風の接近に伴って、29日朝にかけて、非常に激しい雨が降る見込みで、局地的に猛烈な雨が降るおそれもあります。西日本から東日本の太平洋側でも、29日は激しい雨や非常に激しい雨が降る見込みです。
 29日12時までの24時間に予想される雨量は、多いところで
  九州南部                  250ミリ
  奄美地方、近畿地方             200ミリ
  九州北部地方、四国地方、東海地方、伊豆諸島 150ミリ
  関東地方                  120ミリ

 30日12時までの24時間に予想される雨量は、多いところで
  伊豆諸島             100から200ミリ
  東海地方、関東地方、北陸地方   100から150ミリ
 です。

 大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合は、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

[補足事項等]
 今後の台風情報や地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
 次の「台風第22号に関する情報(総合情報)」は、28日23時頃に発表する予定です。