タイ前国王の“火葬の儀”秋篠宮ご夫妻献花
タイで、「国の父」として絶大な尊敬を集め、去年死去したプミポン前国王を火葬する儀式が行われた。
死去から1年の準備期間を経て行われているプミポン前国王の葬儀では、26日、ひつぎが黄金の車に載せられ、火葬施設に運ばれた。
周辺には市民ら15万人以上が詰めかけ、クーデターなどの政治的な混乱に際しても国をまとめ、国民の生活向上に尽力した前国王との最後の別れを惜しんだ。
夜に行われた火葬の儀では、世界40か国以上の要人や、日本から秋篠宮ご夫妻が参列され、献花をされた。
現在、タイは軍が主導する軍事政権下にある。軍事政権は来年11月には総選挙を行うとしているが、喪が明けると、自粛していた民主化を求める声が高まり、政治的な対立が再燃することも懸念される。